不妊治療の費用
不妊治療を始める時、気になるのが費用の問題ですね。
いったい、どれくらいのお金がかかってしまうのか、不安になります。
どんな治療をするのか、保険がきかないのはどの治療なのか、病院に訊ねると丁寧に教えてもらえます。
不妊治療を始める前には、検査が行われます。
女性の生理周期に合わせて段階的に行われます。
ホルモンの検査や頸管粘液の検査など、数回行われます。
男性には精液検査などが行われます。
保険適用範囲は病院によって異なるため、予め確認しておくことも大切ですが、
その後に続く保険適用外治療と併せると出費は大きくなり、回数を重ねるほど経済的に負担になります。
特に体外受精、顕微受精は、不妊治療の中でも高度医療になるため出費は大きく、
また、卵子や精子の凍結保存の費用なども必要となります。

管理人の友達は「家が一軒買えるくらい、かかった」と言っていました。
特定不妊治療費助成制度を利用しましょう!
最近では、体外受精、 顕微受精などの高度不妊治療に対して助成金が出るようになりました。
金銭面だけでなく、精神的にも肉体的にも負担が多い不妊治療ですが、
せめて、治療費の面だけでも軽減できると良いですね。
厚生労働省の『不妊に悩む方への特定治療支援事業の概要』によると、次のようになっています。
| 対象治療法 | 体外受精及び顕微授精(以下「特定不妊治療」といいます) |
|---|---|
| 助成の対象者 | 特定不妊治療以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか又は極めて少ないと医師に診断された法律上の婚姻をしている夫婦 |
| 給付の内容 | 1年度あたり1回15万円、2回までとし、通算5年支給 |
| 所得制限額 | 730万円(夫婦合算の所得ベース) |
| 指定医療施設 | 事業実施主体において医療機関を指定 |
| 事業実施主体 | 都道府県、指定都市、中核市(厚生労働省は、都道府県、指定都市、中核市に事業の費用を補助しています) |
地方自治体によっては、上乗せ助成や一般不妊治療費の助成など独自の支援を合わせて実施いるところもあります。ぜひ、確認してください。


